理学療法士で楽な職場なんてあるわけない…
理学療法士として働く上で、普段の業務がキツいと感じることはありませんか?
年を追うごとに仕事はキツくなるため、楽な職場を探したいと思うけど、どうやって探して良いのかわからない。
そのような方に向けて本記事を作成しています。
結論として、以下のようになります。
結論: 理学療法士にとって楽な職場は通所・入所リハビリ
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その他に本記事でわかることは以下の通りです。
本記事でわかること
- 理学療法士の楽な職場の条件
- 楽な職場の見つけ方
- 楽な職場で働くメリット・デメリット
OTまこまる(@OT_MAKO)
●転職回数:2回
●病院や老健、デイサービスに従事した経験あり
●学会発表、勉強会への参加したことをもとに発信
理学療法士にとって楽な職場は通所・入所リハビリ施設
理学療法士にとって楽な職場は通所・入所リハビリです。
私の経験上、通所・入所リハビリは仕事量も病院勤務ほど多くありません。
通所・入所リハビリはが楽な職場であると考える理由は以下の通りです。
通所・入所リハビリが楽な理由
- 病院のように単位数のノルマがない
- 1日のリハビリ介入数は少ない
- 利用者様の障害受容が進んでいる
通所・入所リハビリが楽な理由は上記した3つが理由として挙げられます。
病院で働いていると、1日21単位の取得を義務付けられることが多いです。
そのため、休憩時間等はなく毎日必死に目の前の患者様の治療に取り組まなければいけません。
通所・入所リハビリは病院のように単位数のノルマがありません。
その代わり、介入しなければいけない人数は施設ごとに決まっています。
しかし、1回20分程度の介入なので、1人にかける時間はあっという間です。
多くても1日のリハビリの人数は15人程でした。
また、通所・入所リハビリの利用者様は多くの人が障害受容が進んでいる方が多いです。
そのため、リハビリに対するプレッシャーも入院患者様と比べると低いです。
以上のことから、理学療法士にとって楽な職場は通所・入所リハビリであると考えています。
その他に通所リハビリの施設が楽な職場である理由は、以下のことが挙げられます。
通所リハビリが楽な理由
- 利用者様は遅くても16時に帰る場合が多い
- 重症な方が少ない
ここからは平成29年に厚生労働省が発表している通所リハビリテーション(参考資料)をもとに解説します。
通所リハビリテーション利用者の利用時間別平均利用回数を見ると、6〜8時間の利用者が多く、8時間以上の利用者は少ない傾向にあります。
通所リハビリの場合は、利用者様が9時に来て、個別リハビリやレクリエーションをすることになります。
私が働いていた通所リハビリ施設では利用者様は15時半に帰宅してました。
利用者様が帰宅してから、カルテや書類業務をする時間があるので業務に余裕を持って取り組むことが可能です。
次に通所リハビリテーションの利用者を見ると、要介護1〜2の方が多くなっています。
この背景には、以下のようなことが考えられます。
自宅で過ごせるけど、少しリハビリがしたいと考える方が利用している
私が勤めていた通所リハビリでも歩行可能な方が多く、かなりの重症な利用者様は少数でした。
自宅で家族と暮らしている方が多く、家族の援助のもと暮らしていたけど身辺動作は自分でできる方が多かったです。
入所リハビリが楽な理由
- リハビリの時間が少ない
- プレッシャーが少ない
入所リハビリも同様に、リハビリの回数やかけられる時間は少なく1回のリハビリは20〜40分です。
リハビリの時間は少ないため、1人に対してのリハビリはあっという間です。
また、入所している利用者様のほとんどは障害受容が進んでいることもあり、病院でのリハビリほどプレッシャーは大きいものではありません。
これらのことを踏まえた上で、理学療法士にとっての楽な職場は通所・入所リハビリであることが言えます。
理学療法士にとって楽な職場の条件
理学療法士にとって楽な職場の条件は以下の通りになります。
理学療法士にとって楽な職場の条件
- 残業がない
- 仕事量が少ない
- 良好な人間関係
- 業務中に休憩が取りやすい
- 勉強会が少ない
上記したことを以下で詳しく解説していきます。
残業がない
理学療法士として楽な職場の条件として残業がないことが挙げられます。
理学療法士は普段の臨床業務に加えて、間接業務をこなす必要があります。
そのため残業することが多い職業です。
理学療法士として働く上で考えられる残業は以下のようなものが挙げられます。
理学療法士の残業
- カルテ記載
- 計画書作成&説明
- 勉強会への参加(半強制)
- 患者様の対応
- 実習生or新人の指導
上記したものは、どれも私が病院で働いている上で経験したことのある残業です。
しかし通所リハビリ施設や入所リハビリで働いている時にはこういった残業は一切ありませんでした。
理由として、ゆとりを持った働き方ができるからです。
リハビリ介入を17時まですることは、ほとんどありません。
それまでに終わっていることが多かったです。
なので、通所・入所リハビリでは残業がありませんでした。
たまに聞く、定時前に出勤して情報収集することもなく出勤してから情報収集をしていました。
仕事量が少ない
仕事量が少ないことは楽な職場であることは間違いありません。
通所・入所リハビリで私がしていた仕事は、以下のようなものがあります。
通所・入所リハビリの仕事内容
- リハビリ介入
- 計画書の作成&説明
- 利用者様の自宅訪問
- リハビリ予定表
病院での仕事内容と比べると、かなり少ないです。
私が通所・入所リハビリで働いて1番しんどかったのは計画書の作成でした。
介入時間が少ない反面、担当する対象者の方はかなり多いです。
担当している利用者の数だけ、計画書を作成しなければいけません。
月初から、コツコツ計画書を作成していれば、特に問題はありません。
しかし、ゆとりがある時ほど後に回してしまいます。
良好な人間関係
良好な人間関係と職場の楽さというのは相関しています。
仕事量が多くきつい職場ほど、人間関係はギスギスします。
反対に仕事量が少なく楽な職場の場合は、人間関係が良好なところが多い印象です。
良好な人間関係を築けるから楽な職場なのか、楽な職場だから良好な人間関係なのか微妙です。。。
そのため、本記事でおすすめしている通所・入所リハビリは良好な人間関係なところが多いです。
また、通所・入所リハビリ施設はリハビリ職員の人数が少ないところが多いです。
人数が少ないと、変な噂や悪口が流れることはありません。
そういった点でも、良好な人間関係は築きやすいでしょう。
業務中に休憩時間が取りやすい
以前働いていた入所リハビリでは、仕事の途中にコーヒーを飲んでも大丈夫なところでした。
もちろん、水分補給がいけないところはありません。
しかし、病院で働いているとホッと一息つく時間もないまま1日の業務が終わります。
通所・入所リハビリでは、それだけ余裕を持って働くことが可能です。
余裕を持って働くことができてた頃は職員同士のコミュニケーションも円満でした。
趣味の話やプライベートで遊びに行く約束なんてしていました。
病院で働いていると、仕事上の話し合いしかすることがないため、プライベートの話をすることはほぼありません。
業務中に休憩時間が多い職場というのは、楽な職場であることに間違いありません。
勉強会が少ない
勉強会が少ない職場というのは楽な職場である確率が高いです。
なぜなら、リハビリの質の高さを求められることが少ないからです。
リハビリの質の高さを求められると、楽に働くことはできません。
以下がその理由になります。
リハビリの質の高さを求められると楽に働けない理由
- プレッシャーがある
- 毎日のリハビリを必死にする必要がある
上記したことは回復期病院では、当たり前のことです。
毎日必死にリハビリをするけど、よくなってない場合は上司からの注意やアドバイスを受けることがあります。
まだ上司の注意・アドバイスで済むと良いですが、患者様からのクレームが発生する場合もあります。
患者様からのクレームが発生する要因の一つに自分よりできるセラピストと比べられた時が挙げられます。
自分よりできるセラピストというのは、かなり研鑽を積んでいる方が多い職場です。
俗にいう意識高い系が多い職場かもしれません。
そのような職場では勉強会が多くみんな必死です。
反対に勉強会が少ない職場というのは、意識高い系は少ないので楽な職場であることが考えられます。
理学療法士にとって楽な職場を見つける方法
理学療法士にとって楽な職場を見つける方法は、下記の手順で行うことで見つかりやすいです。
理学療法士が楽な職場を見つけるための手順
- 求人票をたくさん見る
- その中から通所・入所リハビリ施設をピックアップする
- 職場見学に行く
以下で詳しく解説していきます。
⒈求人票をたくさん見る
理学療法士にとって楽な職場を見つけるためには、とにかく求人票をたくさん見ることは必須です。
求人票は以下の媒体で見ることができます。
求人票を見ることができる方法
- ハローワーク
- 地域の求人情報誌
- 転職サイト
今住んでいるところで働くことを考えるなら、ハローワークや地域の求人情報誌を見ることをおすすめします。
しかし、この二つは求人票が似ており、同じようなものが掲載されていることが多いです。
そのためより多くの求人票を見るには、転職サイトで確認することをおすすめします。
転職サイトでは、ハローワーク等では掲載されていない求人情報(非公開求人)も掲載されていることがあります。
しかし、転職サイトはどれも同じようなものばかりなので選択に困ることがあります。
そういった時にはリハビリ業界の大手転職サイトである PTOTSTワーカーをおすすめします。
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⒉その中から通所・入所リハビリ施設をピックアップする
PTOTSTワーカーでは、多くの求人情報が取り扱われています。
もちろん、通所・入所リハビリ施設の求人も多く取り扱われています。
できるだけ多くの求人票をみたら、その中から通所・入所リハビリ施設をピックアップします。
そうすることで、より楽な職場を見つける確率は高くなります。
⒊職場見学に行く
通所・入所リハビリ施設をピックアップし終わったら、必ず職場の見学には行っておきましょう。
なぜなら、職場の雰囲気や空気感である程度のどのような職場か感じ取ることができます。
職場見学に行く際には、自分で転職先の候補となる職場にアポをとって見学に行くことも良いです。
もし、それが難しいようであれば PTOTSTワーカーの担当アドバイザーに職場見学のアポを依頼しても良いでしょう。
また職場見学に行く以外にもPTOTSTワーカーの担当アドバイザーに聞いても良いでしょう。
仕事のキツさというのは個人の主観であるため、その人次第なところもありますが参考情報として持っておくと良いかもしれません。
理学療法士が楽な職場で働くメリット
理学療法士が楽な職場で働くメリットは以下の通りです。
理学療法士が楽な職場で働くメリット
- 身体的負担が少ない
- 日曜日を休日として過ごせる
- ストレスが少ない
上記したことを以下で詳しく解説しています。
身体的負担が少ない
理学療法士はとても体力を使う仕事です。
介助量が多い方では、一度の歩行訓練で大汗かきながら行うこともあります。
しかし、通所リハビリでは介護度の低い患者様が多いため、歩行訓練も軽介助で可能な方が多いです。
両者を比べると、圧倒的に通所リハビリで働く方が身体的負担が少ないことが言えます。
身体的負担が少ないことで、仕事後や休日の姿は変わります。
仕事に一生懸命取り組んでいた時の私の休日の過ごし方は以下のようなものでした。
- 仕事後: 家に着いたら横になっていつの間にか寝ている
- 休日: 昼まで寝て昼からもYouTubeを見て終わり
決して今、仕事に一生懸命に取り組んでいないわけではありません。
しかし、身体的負担は私生活にも影響を及ぼします。
プライベートの時間が充実してこそ、仕事ができるようになるものです。
そのため、楽な職場で働くメリットとして、身体的負担が少ないことはかなりの重要事項として考えられます。
日曜日は休日として過ごせる
家庭を持つ理学療法士にとって日曜日を休日として過ごせることはかなり大きいです。
回復期病院では365日交代勤務のところが多く、全ての日曜日を休むということは困難です。
しかし、通所・入所リハビリ施設は日曜日に出勤しなければいけないところは少なく大抵が休日として過ごせます。
さらに、祝日も休日として過ごせる場合もあり、大型連休など家族で旅行に行くには最適な職場です。
土曜日と日曜日が休みのところもありますよ!
土曜日・日曜日が休みのところもあり、休日だけを見ると嬉しいです。
しかし、月曜日から金曜日まで連勤になるので疲労が溜まりやすいこともあります。
ストレスが少ない
楽な職場で働くという背景には、プレッシャーが少ないことが1つ考えられます。
プレッシャーが少ないと、自分にかかるストレスも少なくなります。
20代の頃は多少のストレスがあっても、体調を崩すことはありませんでした。
しかし、30代に入ってストレスが大きくなると体調を崩すことが増えます。
さらに、精神面の不調も増えるようになります。
理学療法士として働く上で1番の資本は自分の体です。
どれだけ高い給料を貰えても、30代で大病を患ってしまっては、定年まで働く方と比べて生涯年収は低いことが予測されます。
いつまでも自分の体が健康であることはないので、早めにストレスに対する環境調整をしておくことは必要です。
理学療法士として楽な職場で働くデメリット
理学療法士が楽な職場で働くデメリットは以下の通りです。
理学療法士が楽な職場で働くデメリット
- 勉強することが少なくなる
- 給料が下がる場合がある
- 規模が小さいので人間関係に気を遣う
以下で詳しく解説しています。
勉強することが少なくなる
理学療法士として楽な職場で働くと、勉強することが少なくなります。
私たちセラピストは生涯勉強することは必須の仕事です。
勉強することで目の前の対象者をよくすることにつながります。
しかし、職場環境が楽な場合は勉強する必要性を感じなくなり勉強することが少なくなります。
そのため、1〜3年目の職員にとっては成長する機会が少なくなります。
理学療法士として、長く生きていくためには若いうちに勉強し学びを深めておくと良いでしょう。
理学療法士として働く上で、後に楽になることもあります。
その他に勉強することが少なくなる理由は以下のようなものが挙げられます。
その他に勉強することが少なくなる理由
- 通所・入所リハビリではリハビリの対象者が一定になる
- マッサージをしていることが多い
上記したことは、私の経験から勉強が少なくなる理由を挙げました。
給料が下がる場合がある
楽な職場を求めるすぎると、給料が下がります。
キツい職場はなんとしてでも、収益を出そうとします。
そのため、少人数の職員でより高い収益を上げる仕組み作りが出来上がります。
労働量が多くキツい分、収益が多いので職員にも多い給料で還元することが可能です。
反対に楽な職場は一定以上、収益を出そうとしないので、あまりキツくありません。
その分、職員への支給できる給料は少なくなります。
- キツい職場は収益が多い分、給料も多い
- 楽な職場は、収益が少ない分、給料も少ない
どちらを取るかはあなた次第ですが、どちらもメリット・デメリットがあります。
迷った時には、福利厚生などの待遇面も参考にしてみると良いでしょう。
規模が小さいので人間関係に気を遣う
楽な職場は規模が小さいところが多いです。
規模が小さいので、人間関係に気を使うことがあります。
私が楽な職場で働いていた時も人間関係に気を遣うことは多かったです。
なぜなら、規模が小さな職場というのは、悪い噂が一旦広まると一気に全体に拡散されるからです。
それだけ楽な職場では、慎重な立ち回りを要します。
理学療法士にとって楽な職場とは?のまとめ
理学療法士にとって楽な職場とは通所・入所リハビリです。
通所・入所リハビリ施設が楽な理由は以下の通りです。
通所・入所リハビリが楽な理由
- 病院のように単位数のノルマがない
- 1日のリハビリ介入数は少ない
- 利用者様の障害受容が進んでいる
楽な理由は他にもありますが、両方に共通することは上記したことが挙げられます。
楽な職場で働くメリットは以下のようなものが挙げられます。
理学療法士が楽な職場で働くメリット
- 身体的負担が少ない
- 日曜日を休日として過ごせる
- ストレスが少ない
楽な職場で働くことはメリットだけでなくデメリットも挙げられます。
楽な職場で働くデメリットは以下の通りです。
理学療法士が楽な職場で働くデメリット
- 勉強することが少なくなる
- 給料が下がる場合がある
- 規模が小さいので人間関係に気を遣う
私個人の考えでは、楽な職場で働くことはワークライフバランスを整えることができ、人生を豊かにする第一歩と考えます。
楽な職場を探したいと思った時には、まずPTOTSTワーカーで求人情報を見ることがおすすめです。
PTOTSTワーカーはリハビリ業界大手の転職サイトです。
しかも、完全無料で一切お金はかかりません。
待遇面なども記載されているので、今の職場と照らし合わせることで今よりも楽な職場が見つかるかもしれません。
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