作業療法士って、やっぱりやめたほうがいいのかな?
そう感じること、正直あるよね。僕も「もう無理だ…」って思った瞬間が何度もあった。でも、まずは何が一番しんどいのか整理してみるといいかも。
やっぱり給与とか人間関係が大きいかな…。でも、やりがいも感じてるから迷う。
うん、作業療法士の魅力と課題、どっちも分かる。この記事でその両方を掘り下げてみるから、一緒に考えてみよう!
作業療法士として働いていると、「作業療法士はやめとけ」といった意見を耳にすることがあります。僕自身、10年以上この仕事を続けていますが、正直「やめたい」と思う瞬間もありました。
この記事では、作業療法士をやめとけと言われる理由を6つに分けて、僕の経験をもとに詳しく解説します。この記事を読むことで、今の悩みが整理され、次の一歩を考えるヒントになるはずです。
最後には、やめるかどうか迷っている人へのアドバイスも載せているので、ぜひ参考にしてください。
OTまこまる(@OT_MAKO)
●転職回数:2回
●病院や老健、デイサービスに従事した経験あり
●学会発表、勉強会への参加したことをもとに発信
作業療法士をやめとけと言われる理由6選
給与が低く感じる
やっぱりお金の面が気になる…。作業療法士って稼げないイメージがあるんだよね。
そう感じるのも無理ないね。新卒の月収は20~25万円くらいで、年収だと300~400万円程度。管理職になっても600万円いくかどうか。特に家族が増えると厳しいなって感じる人が多いみたい。
同じ医療職でも看護師や理学療法士と比べると低い気がする…。
うん、そういう声はよく聞く。でも、職場によっては昇給しやすいところもあるし、土日休みで副業ができる環境もあるよ。一度求人サイトをチェックしてみるのもアリかも。
休日が少なくプライベートが犠牲になる
土日や祝日が休めないのが地味に辛い…。
友達や家族と予定が合わなくて。
その気持ち、すごく分かるよ。病院や施設によっては365日体制のところが多いから、シフト勤務になるよね。僕も家族との時間が取れなくて、もどかしい思いをしたことがあるよ。
やっぱり土日休みの一般企業の方がいいのかな?
たしかにそう思うよね。
でも、作業療法士でも土日祝が休める訪問リハやデイサービスもあるよ。自分に合う働き方を探すのも一つの方法だね。
人間関係のストレスが多い
他職種とのやり取りとか、患者さんとの関係性が疲れる…。
正直、合わない人もいるし。
これは作業療法士あるあるだね。僕も、他職種との連携や医師からの指示に苦労した経験があるよ。時には患者さんの家族から無理な要望を言われることもあったんだ。
どうやって乗り越えたの?
なるべく合わない人との接触を減らして、それでも無理なときは上司に相談したりしたよ。職場を変えることで、劇的に人間関係が良くなる場合もあるから、転職を視野に入れてみるのもアリだよ。
仕事内容に見合った評価を受けにくい
頑張っても成果が見えにくい仕事だよね…。周りから評価されないのがしんどい。
その通りだね。特にリハビリの成果が出るまでに時間がかかる場合、上司や同僚から評価されにくいと感じることもあるね。
もっと達成感のある仕事に転職した方がいいのかな…?
それも選択肢の一つだね。
ただ、作業療法士の仕事は患者さんの感謝を直接感じられる数少ない職業でもあるから、その魅力を忘れないでほしいな。
キャリアアップの選択肢が少ない
将来のキャリアを考えると不安…。作業療法士として何かできるのかな?
確かにキャリアの選択肢は限られていると感じることもあるよね。
管理職になるか、教育・研究職に進むか、自費リハビリで独立するか。でも、それには時間やスキルが必要だから、ハードルが高いと感じる人も多いのは事実だね。
どうしたらいいんだろう…?
例えば、認定作業療法士の資格を取ったり、福祉機器メーカーや医療機器メーカーに転職する道もあるよ。自分の経験を活かせる新しい分野を探してみるのも良いね。
体力的な負担が大きい
体力的にキツイときがある…。特に移乗介助とか、腰に負担がかかることが多くて
作業療法士の仕事は肉体労働の一面もあるよね。僕も腰痛に悩んだ時期があったし、年齢を重ねると体力の不安が大きくなるのは分かる。
体力に自信がなくなってきたらどうすればいいのかな?
訪問リハや事務寄りの仕事など、体力的な負担が少ない職場に移るのも手だね。資格を活かして福祉用具のアドバイザーになる人もいるよ。
やめとけと言われても、作業療法士を続ける道もある
やっぱり作業療法士の仕事には魅力があるってこと?
その通り! やめたくなる理由は確かにあるけど、それ以上に「続けてよかった」と思える瞬間もたくさんあるんだ。
私は10年働いた今でも後悔していません
私は作業療法士として10年勤めてきましたが、後悔はありません。
なぜなら、その間にたくさんの学びがあったからです。
学びながらお金がもらえるといった仕事は他にはないと考えます。
仕事量は多いですが、日々のリハビリでは患者様から感謝の言葉をいただく機会が多くなります。
頑張った分やりがいを見出すことができるのが作業療法士という職種です。
なので、作業療法士はやめとけと言われるかもしれませんが、私はおすすめします。
悩む人に伝えたい:やめるか迷ったときの行動
職場環境を見直す
職場を変えるだけで、問題が解決する場合があります。求人情報をチェックして、自分に合う環境を探してみましょう。
作業療法士という仕事を見つめ直す
作業療法士は作業を介して、人の体をよくする仕事です。
作業に対して探究心を持って考えられる人は作業療法士に向いていることが言えます。
日本作業療法士協会のホームページでも作業療法士について以下のように述べられています。
病気やけが、もしくは、生まれながらに障害がある人など、年齢に関係なく、日常生活に支援を必要とするすべての人が社会とのつながりを「作業」を通じて作ります。
一般社団法人 日本作業療法士協会
このように患者様に作業を通して、社会とつながりを持っていただくことが大事です。
つながりを持っていただく上で、どういった作業が良いか?と考えることで作業療法士という仕事をもう一度考えることができます。
キャリアの方向性を考え直す
新しい分野に挑戦するためにスキルアップを目指すのも一つの方法です。
辞める目的を明確にする
「なぜ辞めたいのか」を紙に書き出し、自分の気持ちを整理しましょう。
まとめ:自分の働き方を選べる時代
作業療法士は「やめとけ」と言われる一方で、唯一無二の魅力もあります。
辞めるかどうかを考える際には、焦らずに自分の状況を整理して、最良の選択をしてくださいね。
まこまるさん、ありがとう!少し前向きに考えられそう。
一人じゃないから大丈夫!一緒に最善の道を探そう!