30代の作業療法士の方や今から働き始める作業療法士の方、給料について気になりませんか？
この記事では、30代の作業療法士の給料事情を徹底解説します。
さらに、業界の動向や将来性、スキルアップの方法もお伝えしますので、キャリアアップに役立てていただけることでしょう。
経験を積んできた30代が、どのようなポジションについて、どれくらいの給料がもらえるのか、これからのキャリアプランにどう影響するのか、ぜひこの記事を参考にしてください。
作業療法士として働くうえで、給料に加えて働く環境やスキルの習得が重要だと考えています。
この記事を読めば、自分に合った働き方やキャリアプランを見つけられるかもしれません。
また、30代の作業療法士が抱える悩みや不安を解消できる情報も盛りだくさんです。
この記事では、給料だけでなく、年齢や経験に応じたキャリアアップの方法や、働く上でのポイントをお伝えします。
そして、作業療法士の皆さんが今後どのようにスキルを磨いていくべきか、具体的なアドバイスもご紹介します。
ぜひ、この機会に作業療法士としての将来像を明確にし、より充実したキャリアを築いていきましょう。
OTまこまる(@OT_MAKO)
●転職回数:2回
●病院や老健、デイサービスに従事した経験あり
●学会発表、勉強会への参加したことをもとに発信
私の場合は毎月の手取り額は24万程度
見出し通り、私の場合は毎月の手取り額は22〜24万です。
総支給がおよそ31万となり、そこから各種保険料や税金が引かれています。
また、22万〜24万と変化があるのは休日手当の差です。
土日に出勤した分、手当が支給されます。
もちろん、そんなに多額ではありません。
まこまる結婚してるので、毎月20万は家に入れるようにしています。
給料の平均値
給料の平均値や地域や年数によって異なります。
それらをここでは見て将来のキャリアプランに役立ててください。
地域別の違い
作業療法士の給料は地域別によっても異なります。
令和3年度に厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査を基に以下の表を作成しました。
上の表を見て、あなたの地域はどうでしたか？
地域によって差はありますが、これはあくまでも統計で出された結果なので全員がこの金額ではありません。
あくまでも参考程度に見ておくと良いでしょう。
経験年数による違い
経験年数による違いは作業療法士として働く上では、仕方がないことだと考えます。
毎年、どの職場でも2000〜3000円程度の昇給が考えられます。
年数を重ねるごとに、ちりつもとなり給料は変わることでしょう。
しかし、10年働いても数万しか変わらないので、作業療法士として働くことが本当に良いのか考えることもあります。
以下の記事も参考にしてください。
給料の違いに影響する要因
では、給料の違いは何が要因となるのでしょうか？
ここで詳しく解説していきます。
専門性
まず私たち作業療法士の給料に関係する要因の一つは、専門性です。
認定作業療法士を取得していることで、給料が変わってくると聞いたことがあります。
しかし、取得するときの労力に見合わない対価であるため、おすすめはできません。
職場環境
職場環境が一番給料の違いに影響していることが考えられます。
私たち作業療法士の場合は精神科で働く方が多い印象です。
その次には、訪問リハビリですね。
どちらも手当がつきやすいため給料が多くもらえるんでしょうね。
資格やスキル
私たちが主に取得する資格といえば、住環境コーディネーターや認知症ケア専門士などが挙げられます。
しかし、それらの資格を取ったからといって作業療法士の給料が上がっている人はあまり見ません。
また、臨床実習指導者講習会の受講も勧められますが、給料が上がることはないのがほとんどです。
治療技術などは、可視化できないのでどれだけすごい技術を持っていても給料が上がらないことがほとんどですね。
給料アップの方法
ここではあなたが作業療法士として、給料をアップする方法をお伝えします。
スキルアップ
給料をあげるために、スキルアップすることも一つの手段です。
しかし、私たちがスキルアップを図っても給料に直結しないのが現状です。
作業療法士＋なんらかの資格を取ることで変わるかもしれませんが、きっと難しいことが予測されます。
転職や昇進
あなたが給料をあげる方法として転職することは一番給料を上げやすいことかもしれません。
例えば、身障分野で働いているのであれば精神科や訪問リハへの転職をするだけで、簡単に給料は上がることが考えられますよ。
その際、下の記事もおすすめですので見てください。
また、昇進して給料をあげることは難しいです。
少人数の職場であれば可能ですが、年功序列制度が抜けない業界です。
上司がいる以上は、昇進して給料をあげることは諦めておいた方が良いかもしれません。
独立開業
こちらは、スキルアップと重なる点もあるのですが独立開業です。
必ずしも給料が上がるとは限りません。
きっと治療技術のみならず、集客の方法やプレゼン力も身に付けなければいけません。
こちらもあまりおすすめできません。
30代作業療法士におすすめの働き方
30代の作業療法士には、豊富な経験と知識を活かす働き方が求められます。
30代作業療法士におすすめの働き方を紹介します。
フリーランスとして独立
独立してフリーランスの作業療法士として働くことで、自分のスキルや経験を活かし柔軟な働き方が可能になります。
自分の得意分野や好みのクライアントを選び、自分のペースで仕事を進めることができます。
とは言っても、なかなか作業療法士として独立することはまだまだ難しいことが考えられます。
作業療法士としての経験や資格が使える働き方をまずは模索してみるのも良いでしょう。
病院や施設での役職者に就く
30代の作業療法士は、20代の頑張りが認められる頃です。
しかし、役職者に就くことも、簡単ではありません。
上司がいる場合は、上司が退職するまでは役職者の席が空くことはないでしょう。
また、役職者に就いても厳しいもので自分のプライベートを削る必要があります。
覚悟できる方のみ役職者につくことを考えても良いかもしれません。
共働きで稼ぐ
家庭を持つと1人の収入だけでは少なく自分の家を建てることを始め、子供を進学させてあげることは困難なことが考えられます。
一番安定して稼げる方法が、夫婦共働きで稼ぐ方法です。
しかし、忙しいため長期で頑張れるようにワークライフバランスを整えておくことをおすすめします。
夫婦2人で作業療法士の場合は、毎月30〜40万程度の収入を得られお金に困ることは少ないと考えます。
まとめ
30代の作業療法士が給料をあげるには、なかなか難しいことが考えられます。
もしも給料を上げたいのであれば、一番手っ取り早い方法は今の職場を辞めて転職することが一番です。
それ以外には、スキルアップして給料をあげることも良いですが、なかな評価されにくいこともあるためしっかりリサーチしておくことをおすすめします。