おにぎりで調理訓練!OTが教える最初の一歩

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おにぎりで調理訓練!OTが教える最初の一歩という記事のサムネです。
なやむ君

まこまるさん、調理訓練ってハードル高くないですか? 火を使うし、工程も多いし…。

まこまる

たしかに、いきなり料理を作るのは難しいよね。 だからこそ、おにぎりから始めるのがおすすめなんだ。

なやむ君

おにぎりですか?

まこまる

うん。火を使わないし、工程もシンプル。 それでいて、米を研ぐ・握るという両手動作が入ってる。

なやむ君

なるほど。調理訓練の入口としてちょうどいいんですね。

まこまる

しかも完成したら食べられる。 達成感も得やすいんだよ。今日はその方法を解説するね。

この記事では、回復期病院で経験を積んだ作業療法士が、おにぎり作成を活用した調理訓練を解説します。

「調理訓練を始めたいけど、何からやればいいかわからない」という方、ぜひ参考にしてください。

目次

なぜおにぎりなのか?

調理訓練と聞くと、難しそうなイメージがありませんか?

包丁を使う、火を使う、複数の工程を同時にこなす…。

たしかにハードルは高いですよね。

でも、おにぎり作成なら話は別です。

調理へのはじめの一歩として、とてもおすすめなんです。

シンプルな工程

おにぎり作成の工程は、とてもシンプルです。

  1. 米を研ぐ
  2. 炊飯器で炊く
  3. おにぎりを握る

    たったこれだけ。

    包丁を使う場面がないので、安全に取り組めます。

    火を直接扱うこともありません。

    炊飯器にお任せできるので、その間に休憩もできます。

    「調理訓練は初めて」という患者さんでも、安心して始められますよ。

    なやむ君

    たしかに、これなら危なくないですね。 工程も覚えやすそうです。

    まこまる

    シンプルだからこそ、患者さんも取り組みやすい。 「自分にもできた」という体験が、次のステップにつながるよ。

    達成感を得やすい

    おにぎり作成のもう一つの魅力。

    それは完成品が目に見えることです。

    自分で研いだお米が炊きあがり、自分の手で握ったおにぎりができる。

    この達成感は、患者さんのモチベーションを高めます。

    しかも、完成したら食べられるんです。

    「おいしい」と感じる体験は、次の調理訓練への意欲につながります。

    訓練のためだけの作業ではなく、生活に直結した活動。

    だからこそ、おにぎり作成は調理訓練の入口として最適なんです。

    なやむ君

    作ったものを食べられるって、嬉しいですよね。

    まこまる

    「自分で作った」という事実が自信になる。 退院後の生活を見据えた訓練としても意味があるんだよ。

    対象者の目安

    おにぎり作成の対象者について解説します。

    この訓練では、両手を使った協調動作が必要になります。

    そのため、ある程度の手指機能が求められます。

    目安としては、手指のBrs Ⅴ〜Ⅵ程度の方が対象です。

    Brs Ⅴでは対向つまみや随意的な指の伸展が可能。

    Brs Ⅵでは個別の手指運動ができる段階です。

    両手で物を支えながら作業できる方なら、取り組みやすいでしょう。

    ただし、片麻痺の程度によっては介助が必要な場面もあります。

    無理せず、できるところから始めることが大切です。

    なやむ君

    Brs Ⅴ〜Ⅵって、けっこう回復が進んだ段階ですよね。

    まこまる

    そうだね。両手動作が必要だから、ある程度の機能は必要になる。

    まこまる

    でも、難しい工程は介助すればOK。 「できる部分」を患者さん自身にやってもらうのがポイントだよ。

    米を研ぐ工程

    おにぎり作成は、米を研ぐところから始まります。

    この工程には、両手動作の訓練要素がたっぷり詰まっています。

    支える手とかき混ぜる手

    米を研ぐ動作を分解してみましょう。

    • ボウルを支える
    • 米をかき混ぜる

    このように、左右の手で役割が異なります。

    一方は固定、もう一方は動かす。

    この協調動作が、両手を使う練習になるんです。

    ボウルを支える手は、しっかり固定する力が必要です。

    かき混ぜる手は、水の中で米を動かす動作になります。

    シンプルな作業ですが、両手の連携が求められますよ。

    なやむ君

    米を研ぐだけでも、けっこう複雑な動作なんですね。

    まこまる

    そうなんだ。日常の何気ない動作って、実は両手を使ってることが多い。 米研ぎは、その練習にぴったりなんだよ。

    介助のコツ

    両手で行うことが難しい場合もあります。

    そんなときは、セラピストがボウルを支える部分を介助してあげましょう。

    セラピストがボウルを固定すれば、患者さんはかき混ぜる動作に集中できます。

    「全部を自分でやらなきゃ」と思う必要はありません。

    できる部分を患者さんに任せ、難しい部分はサポートする。

    この考え方が大切です。

    介助の量は、患者さんの状態に合わせて調整しましょう。

    最初は多めに介助して、慣れてきたら徐々に減らしていく。

    そうすることで、段階的に自立度を高められます。

    なやむ君

    無理に全部してもらわなくてもいいんですね。

    まこまる

    大事なのは「成功体験」を積むこと。 介助しながらでも「自分で研いだ」という実感が持てればOKだよ。

    炊きあがりを感じる

    米を研いだら、炊飯器にセットして炊きます。

    炊きあがるまでの間は、少し休憩しましょう。

    そして、炊きあがりの瞬間を一緒に楽しんでください。

    湯気と香りを楽しむ

    炊飯器のフタを開けると、湯気がふわっと立ちのぼります。

    この瞬間、お米の炊けた香りが広がります。

    この香りって、なんとも言えず食欲をそそりますよね。

    患者さんと一緒に、この瞬間を共有してみてください。

    「いい匂いですね」

    「おいしそうに炊けましたね」

    そんな声かけが、患者さんの気持ちを高めます。

    五感を刺激する体験は、脳への良い刺激にもなります。

    視覚、嗅覚、触覚…。

    調理は、五感をフル活用する活動なんです。

    なやむ君

    炊きたてのご飯の匂いって、たしかにテンション上がりますね。

    まこまる

    この「ワクワク感」も大事な要素なんだ。 訓練だけど、楽しい。その気持ちが継続につながるよ。

    おにぎりを握る

    いよいよ、おにぎりを握る工程です。

    ここでは力加減の調整がポイントになります。

    強すぎず弱すぎず

    おにぎりを握るとき、ちょうど良い力加減が必要です。

    力が強すぎると…

    お米が潰れて、べちゃっとしたおにぎりになってしまいます。

    食感も悪くなりますね。

    力が弱すぎると…

    ちゃんとした形になりません。

    三角形を目指しても、崩れてしまいます。

    この「ちょうど良い力加減」を探るのが、おにぎり作成の醍醐味です。

    握力のコントロール、手のひら全体を使った圧力調整。

    これらは、日常生活のさまざまな場面で必要になるスキルです。

    なやむ君

    力加減って、意外と難しそうですね。

    まこまる

    失敗しても大丈夫。 形が崩れても、食べられることに変わりはないからね。 何度かやるうちに、コツがつかめてくるよ。

    最初から完璧な三角形を目指す必要はありません。

    丸くなっても、いびつな形でも、それはそれでOK。

    大切なのは、自分の手で握ったという体験です。

    患者さんには「上手にできなくても大丈夫ですよ」と声かけしましょう。

    失敗を恐れず挑戦できる雰囲気づくりが大切です。

    訓練を行う際の注意点

    おにぎり作成を行う際の注意点を3つ紹介します。

    ① 衛生面に配慮する

    調理訓練なので、衛生管理は必須です。

    始める前に、しっかり手を洗いましょう。

    麻痺側の手も丁寧に洗うことが大切です。

    ② 熱さに注意する

    炊きたてのご飯は熱いです。

    少し冷ましてから握るようにしましょう。

    患者さんが火傷しないよう、温度を確認してください。

    ③ 無理をさせない

    難しい工程は介助してOKです。

    患者さんが疲れている様子なら、途中で休憩を入れましょう。

    楽しく取り組めることが、継続の秘訣です。

    なやむ君

    衛生面と安全面、どちらも大事ですね。

    まこまる

    特に熱さには気をつけてね。 楽しい訓練にするためにも、安全第一でいこう。

    まとめ

    今回は、おにぎり作成を活用した調理訓練について解説しました。

    ポイントをおさらい

    • おにぎりは調理訓練のはじめの一歩に最適
    • 米を研ぐ工程で両手動作を練習できる
    • 炊きあがりの香りで五感を刺激
    • 握る動作で力加減の調整を学べる

      おにぎり作成は、シンプルだけど奥が深い訓練です。

      完成品を食べられる達成感は、患者さんのモチベーションを高めます。

      「調理訓練を始めたいけど、何からやればいいかわからない」

      そんなときは、ぜひおにぎりから始めてみてください。

      なやむ君

      おにぎりって、調理訓練にぴったりなんですね。 シンプルなのに、両手動作や力加減の練習ができるなんて。

      まこまる

      しかも食べられるから、患者さんも喜んでくれる。 調理への第一歩として、ぜひ取り入れてみてね。

      FAQ

      おにぎりの具は入れたほうがいいですか?

      最初は塩むすびなど、シンプルなものがおすすめです。慣れてきたら、梅干しや鮭など具を入れる工程を追加してもいいでしょう。

      麻痺が重度の方でも取り組めますか?

      Brs Ⅴ〜Ⅵ程度の方を対象としています。麻痺が重い場合は、介助量を増やして対応しましょう。ボウルを支える部分を介助するなど、工夫次第で取り組めます。

      炊飯器がない場合はどうすればいいですか?

      電子レンジで炊けるご飯パックを使う方法もあります。ただし、米を研ぐ工程がなくなるので、両手動作の練習は別の方法で補いましょう。

      おにぎりを握るのが難しい場合は?

      ラップを使うと握りやすくなります。ラップの上にご飯を置き、ラップごと握ると、手が汚れにくく形も作りやすいです。

      調理訓練の次のステップは何がおすすめですか?

      A:おにぎりに慣れたら、サンドイッチやサラダなど、火を使わない調理に挑戦してみましょう。段階的に工程を増やしていくのがおすすめです。

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