アクティビティで心を動かす介入時のコツ!

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アクティビティとは楽しまなくては意味がない!という記事です。
なやむ君

アクティビティって楽しそうですけど…。上肢機能訓練とどう違うんですか?

まこまる

大きな違いは、感情が動くかどうかなんだ。

なやむ君

感情ですか…?

まこまる

機能訓練は「機能を高める」ことが目的だよね。 でもアクティビティは「楽しむ」ことが中心にある。

なやむ君

楽しさが大事なんですね!

まこまる

感情が動けば、体も動くんだよ。 ただし、選び方には注意点もある。今日はその話をしようか。

本記事では、回復期病院で経験を積んだ作業療法士が、アクティビティ介入で気をつけるべきポイントを解説します。

「アクティビティを取り入れたいけど、どう選べばいいかわからない」という方、ぜひ参考にしてください。

目次

アクティビティとは

まず、アクティビティとは何かを整理しましょう。

リハビリにおけるアクティビティとは、作業活動を通じた介入のことだと思っています。

手工芸、調理、園芸、レクリエーションなど、さまざまな活動が含まれます。

ただ「活動をする」だけではありません。

大切なのは、その活動を通じて心が動くことなんです。

感情を動かす介入

アクティビティの本質は、感情を動かすことにあります。

「楽しい」「嬉しい」「できた」

こうしたポジティブな感情が生まれることが大切です。

逆に言えば、感情が動かない活動は、ただの作業になってしまいます。

患者さんが心から楽しめているか。

それがアクティビティ介入のバロメーターです。

なやむ君

感情が動くことが大事なんですね。 でも、機能訓練も大切ですよね?

まこまる

機能訓練には機能訓練の役割がある。 ただ、アクティビティとは目的が違うんだよ。

機能訓練との違い

アクティビティと上肢機能訓練。

この2つの大きな違いは何でしょうか。

私は、感情が大きく動くか、機能面を重視するかだと考えています。

機能訓練の特徴

  • 関節可動域、筋力、巧緻性などを高めることが目的
  • 反復練習が中心になることが多い
  • 効果は数値や動作で測定しやすい

アクティビティの特徴

  • 楽しむこと、達成感を得ることが中心
  • 感情が動く体験を重視する
  • 効果は表情や意欲の変化で感じ取れる

どちらが良い・悪いではありません。

目的に応じて使い分けることが大切です。

ただし、アクティビティを行うなら「楽しさ」を忘れないでください。

機能訓練のように淡々と進めてしまうと、アクティビティの意味が薄れてしまいます。

なやむ君

なるほど。目的が違うから、アプローチも変わるんですね。

まこまる

アクティビティは「心を動かす」ことが目的。 そこを忘れないでほしいな。

楽しむことが大切

アクティビティ介入で最も大切なこと。

それは、まず楽しむことです。

感情が動けば体も動く

「楽しい」と感じると、人は自然と体が動きます。

好きなことをしているとき、時間を忘れて没頭しますよね。

それと同じです。

楽しいと感じれば、患者さんは自ら手を動かそうとします。

「やらされている」ではなく「やりたい」という気持ちになる。

この違いは、とても大きいんです。

認知症の方や高次脳機能障害の方にも、アクティビティは有効です。

なぜなら、楽しめばいいだけだから。

複雑な指示を理解する必要はありません。

「なんだか楽しい」「気持ちいい」

そう感じてもらえれば、それでいいんです。

なやむ君

楽しければ、自然と体が動くんですね。

まこまる

強制されてやる運動より、楽しく、やる運動のほうが続くでしょ? リハビリも同じなんだよ。

セラピストも楽しむ

ここで大切なポイントがあります。

それは、セラピスト自身も楽しむことです。

自分が楽しくないことをやっても、患者さんには伝わりません。

「この人、つまらなそうだな」と感じさせてしまいます。

逆に、セラピストが心から楽しんでいると、その空気は伝染します。

「この人と一緒だと楽しい」

そう思ってもらえたら、アクティビティは成功です。

一緒に笑う、一緒に驚く、一緒に喜ぶ。

一緒に楽しむことを心がけてください。

なやむ君

セラピストの気持ちも大事なんですね。

まこまる

うん、患者さんは敏感だよ。 こっちが楽しんでないと、すぐバレる。 だから「自分も楽しめるアクティビティ」を選ぶのも大事だね。

対象者について

アクティビティ介入の対象者について解説します。

幅広い方に有効

アクティビティは、幅広い対象者に有効です。

基本的には脳卒中後の方を想定していますが、それだけではありません。

Brsなど機能レベルの明確な基準はありません。

認知症の方にも有効です。

記憶や理解に課題があっても、「楽しい」という感情は残ります。

その瞬間を楽しめれば、それで十分なんです。

高次脳機能障害の方にも有効です。

注意障害や遂行機能障害があっても、興味のある活動には集中できることがあります。

楽しさが、注意を引きつける力になるんです。

なやむ君

認知症や高次脳機能障害の方にも使えるんですね。

まこまる

そう。難しく考えなくていいんだ。 「楽しめばいい」それだけ。 シンプルだからこそ、幅広い方に使える介入なんだよ。

選定時の注意点

アクティビティは楽しむことが大切。

でも、選び方には注意が必要です。

ここを間違えると、逆効果になることもあります。

昔得意だったことは要注意

アクティビティを選ぶとき、こんな考えが浮かぶことはありませんか?

「この患者さん、昔は料理が得意だったらしい」

「じゃあ、調理活動をやってみよう」

一見、良いアイデアに思えますよね。

でも、ここには落とし穴があります

病気を発症する前に得意だったこと。

それを発症後にやってみて、できなかった時のショックは計り知れません。

「昔はこんなこと簡単にできたのに…」

「こんなこともできなくなってしまったのか…」

この気持ちが、患者さんの心を深く傷つけることがあります。

なやむ君

たしかに…。得意だったことができないって、つらいですよね。

まこまる

僕らは「できていた頃」を知らない。 でも患者さんは、鮮明に覚えてることが多い。 その落差が、大きなショックになるんだよ。

選定のポイント

では、どうやってアクティビティを選べばいいのでしょうか。

ポイントをいくつか紹介します。

① 病前の得意分野は慎重に

昔得意だったことは、あえて避けることも選択肢です。

もし取り入れる場合は、難易度を下げて「できる体験」を優先しましょう。

② 新しい活動を提案する

病前にやったことがない活動なら、比較対象がありません。

「初めてだからできなくて当然」と思えるので、心理的ハードルが下がります。

③ 患者さんの興味を聞く

「やってみたいことはありますか?」と聞いてみましょう。

興味があることなら、楽しめる可能性が高くなります。

④ 小さな成功体験を積む

最初は簡単な活動から始めましょう。

「できた!」という体験が、次への意欲につながります。

なやむ君

新しい活動を提案するって、いいですね。 比較対象がないから、気持ちが楽になりそう。

まこまる

そうなんだ。 「初めてのことに挑戦する」って、それ自体がワクワクするでしょ? そういうポジティブな気持ちを引き出せるといいよね。

まとめ

今回は、アクティビティ介入で気をつけるべきポイントを解説しました。

ポイントをおさらい

  • アクティビティは「感情を動かす」介入
  • 楽しむことが最も大切
  • セラピスト自身も一緒に楽しむ
  • 昔得意だったことは慎重に選ぶ

    アクティビティは、心を動かす力を持っています。

    感情が動けば、体も動く

    この考え方を忘れずに、患者さんと一緒に楽しんでください。

    なやむ君

    アクティビティって、ただ楽しければいいわけじゃないんですね。 選び方にも気をつけないといけない。

    まこまる

    でも基本は「楽しむこと」。 難しく考えすぎず、患者さんと一緒に楽しい時間を作っていこうね。

    FAQ

    アクティビティは毎回のリハビリで行うべきですか?

    毎回でなくても大丈夫です。機能訓練とバランスよく組み合わせましょう。患者さんの状態や目標に合わせて取り入れてください。

    楽しめない患者さんにはどうすればいいですか?

    無理に楽しませようとしなくて大丈夫です。興味のある活動を一緒に探したり、まずはセラピストが楽しむ姿を見せたりすることから始めましょう。

    認知症が重い方にも有効ですか?

    有効です。記憶や理解に課題があっても、「楽しい」という感情は残ります。その瞬間を一緒に楽しむことを大切にしてください。

    昔得意だったことを希望された場合はどうすればいいですか?

    患者さんの希望を尊重しつつ、難易度を調整しましょう。「できた」という体験ができるよう工夫することが大切です。できなかった場合のフォローも準備しておきましょう。

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