シュルシュル感覚!タオルで手指訓練のコツ

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なやむ君

タオルを使った訓練ってありますよね。 絞ったり畳んだりするイメージがあるんですけど…。

まこまる

普通はそう思うよね。 でも、僕の使い方はちょっと違うんだ。

なやむ君

えっ、どう違うんですか?

まこまる

タオルを手指機能を高めるために使うんだよ。 絞るんじゃなくて、手の中を通す感覚を使うんだ。

なやむ君

手の中を通す感覚…?

まこまる

シュルシュルっていう感覚。 これが手指の可動性を変えてくれるんだ。今日はその方法を紹介するね。

この記事では、回復期病院で経験を積んだ作業療法士が、タオルを使った手指機能訓練を解説します。

「上肢機能訓練のバリエーションを増やしたい」という方、ぜひ参考にしてください。

目次

タオル訓練の常識を覆す

タオルを使った訓練といえば、何を思い浮かべますか?

絞る、畳む、拭く。

おそらく、この3つが定番ですよね。

どれも日常生活に直結した動作です。

ADL訓練として取り入れている方も多いでしょう。

でも、私のタオルの使い方は少し違います。

私の使い方は違う

私は、タオルを手指機能を高めるために使うことが多いです。

絞る動作でも、畳む動作でもありません。

タオルを手の中に通して、手の中をタオルが通り抜ける感覚を使うんです。

「え、それだけ?」と思うかもしれません。

でも、この方法が手指の可動性に変化をもたらすんです。

今日はその具体的なやり方を紹介します。

なやむ君

絞らないし畳まないんですね。意外です。

まこまる

タオルって、柔らかくて扱いやすいでしょ? その特性を活かして、感覚を入力するんだ。

シュルシュル感覚とは

ここからは、私が行っているタオル訓練の核心部分です。

キーワードは「シュルシュル」です。

感覚を共有する

やり方はシンプルです。

患者さんにタオルを軽く握ってもらいます。

そして、タオルを手の中から引き抜くんです。

このとき、手の中をタオルが通っていきますよね。

その感覚が「シュルシュル」なんです。

タオルが手の皮膚を滑っていく感覚。

この感覚を、セラピストと患者さんで共有します。

なやむ君

シュルシュルって、わかりやすい表現ですね。

まこまる

患者さんにも伝わりやすいでしょ? 感覚を言葉にすることで、共有しやすくなるんだ。

手指の可動性が変わる

この「シュルシュル」というタオルが手の中を通り抜ける感覚が、手指に変化をもたらします。

タオルが手の中を通る感覚。

これが手の皮膚に刺激を与えます。

そして、指の動きにも影響を与えるんです。

少し抽象的な表現になりますが、手指の可動性が改善することが多いです。

硬くなっていた指が、少し動きやすくなる。

握り込んでいた手が、少し開きやすくなる。

感覚入力によって、手指の状態が変わるんです。

なやむ君

感覚を入れることで、動きが変わるんですね。

まこまる

徒手的に動かすだけじゃなくて、感覚を使う。 この視点が大事だと思ってるよ。

具体的なやり方

ここからは、具体的な実施方法を解説します。

臥位で肩90°肘伸展

私は、臥位姿勢で行うことが多いです。

患者さんにベッドに仰向けになってもらいます。

そして、麻痺側上肢を以下の姿勢にします。

  • 肩関節:屈曲90°(天井に向かって腕を上げる)
  • 肘関節:伸展位(肘を伸ばす)

この姿勢で、手にタオルを握ってもらいます。

臥位で行う理由は、余計な緊張が入りにくいからです。

座位や立位だと、体を支えるために力が入りやすい。

臥位なら、上肢に集中しやすくなります。

臥位で腕を上げた状態で行うんですね。

この姿勢だと、腕の重さも軽減される。 リラックスした状態で、感覚に集中できるんだよ。

母指・示指間から引く

次に、タオルの引き方です。

タオルを患者さんに軽く握ってもらいます。

このとき、母指と示指の間から少しタオルが出るようにします。

その出ている部分を、セラピストが持ちます。

そして、スムーズに引っ張るんです。

ここでのポイントは「スムーズに」ということ。

ゆっくり、一定の速度で引きます。

急に引いたり、途中で止まったりしないように注意します。

スムーズに引くことで、シュルシュル感覚が生まれます。

なやむ君

スムーズに引くことが大事なんですね。

まこまる

途中で引っかかると、感覚が途切れてしまう。 一定のリズムで引くことを意識してね。

患者さん自身で引く

少し慣れてきたら、次のステップに進みます。

セラピストが引いていたタオルを、患者さん自身で引いてもらうんです。

非麻痺側の手でタオルを持ち、引っ張ります。

麻痺側の手は、軽く握ったまま。

タオルが手の中を通っていく感覚を味わいます。

自分で引くことで、能動的な練習になります。

セラピストが引くのは受動的な感覚入力。

自分で引くのは能動的な感覚入力。

両方を組み合わせることで、効果が高まります。

なやむ君

自分で引くと、また違う練習になるんですね。

まこまる

受動から能動へ。この流れが大事。 患者さん自身が動くことで、より効果的になるんだ。

注意点

タオル訓練を行う際の注意点を紹介します。

緊張の高まりに注意

患者さん自身でタオルを引いてもらうとき、注意が必要です。

一生懸命握ってしまう方がいるんです。

「しっかり握ろう」と力が入ってしまう。

すると、麻痺側上肢やタオルを握っている手の緊張が高まってしまいます。

連合反応が出て、肩が上がったり、肘が曲がったりする。

これでは逆効果です。

患者さんには「軽く引いてくださいね」と声かけしましょう。

力を入れすぎないように、こまめに確認することが大切です。

麻痺側の緊張が高まっていたら、一度休憩を入れてください。

なやむ君

頑張りすぎると、逆に緊張が高まるんですね。

まこまる

リラックスして行うことが大事。 力を抜いて、感覚を楽しむくらいの気持ちでいいんだよ。

その他の注意点

他にも、いくつか気をつけることがあります。

タオルの素材

柔らかいタオルを使いましょう。

硬いタオルだと、皮膚への刺激が強すぎることがあります。

握る力加減

強く握りすぎないように声かけします。

軽く握る程度で十分です。

実施時間

長時間行う必要はありません。

数回繰り返したら、手の状態を確認しましょう。

なやむ君

細かい配慮が必要なんですね。

まこまる

シンプルな方法だからこそ、細部に気を配ることが大事。 患者さんの反応を見ながら進めていこう。

まとめ

今回は、タオルを使った手指機能訓練を解説しました。

ポイントをおさらい

  • タオルは絞る・畳むだけじゃない
  • 手の中を通る「シュルシュル」という感覚を使う
  • 臥位で肩90°肘伸展の姿勢で行う
  • 母指示指間からスムーズにタオルを引く
  • 慣れたら患者さん自身で引いてもらう
  • 麻痺側上肢・手指の緊張の高まりに注意する

タオルは身近にある道具です。

でも、使い方次第で手指機能訓練に活用できます。

「シュルシュル」を患者さんと共有してみてください。

手指の可動性や普段の動きに変化が見られるかもしれません。

なやむ君

タオルって、こんな使い方があるんですね。 シュルシュル感覚、患者さんと一緒に試してみます。

まこまる

感覚を共有することで、患者さんとの距離も縮まるよ。 道具は工夫次第で、いろんな使い方ができるからね。

FAQ

どんな患者さんに適していますか?

手指の可動性が低下している方、手が握り込んでいる方に適しています。感覚入力によって、手指の状態に変化が見られることがあります。

タオルの種類は何がいいですか?

結構使い込まれたフェイスタオルがおすすめです。柔らかすぎると感覚が入りにくいのか結果が得られにくいです。

何回くらい繰り返せばいいですか?

回数よりも、患者さんの反応を見ることが大切です。数回行ったら手の状態を確認し、変化があれば続けましょう。

座位で行ってもいいですか?

座位でも可能です。ただし、臥位のほうが余計な緊張が入りにくいのでおすすめです。患者さんの状態に合わせて選んでください。

効果が見られない場合はどうすればいいですか?

引く速度や握る力加減を調整してみてください。また、他のアプローチと組み合わせることも検討しましょう。

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