理学療法士は何歳まで働けるの?
理学療法士として働いていると、何歳まで働けるか心配になることはありませんか?
理学療法士は、かなり体力を使う仕事です。
しかし本記事の結論としては、以下の通りです。
結論:理学療法士として何歳でも働ける!
理学療法士という国家資格さえ持っていれば、理学療法士として何歳でも働けます。
実際に定年まで働けるのか心配です。
本記事では理学療法士として長く働く方法や、定年後に働かなくて済む方法などを紹介しています。
本記事でわかること
- 理学療法士として何歳まで働ける?
- 理学療法士として長く働くためにすべきこと
- 定年後に理学療法士として働かないで済む方法
OTまこまる(@OT_MAKO)
●転職回数:2回
●病院や老健、デイサービスに従事した経験あり
●学会発表、勉強会への参加したことをもとに発信
理学療法士の定年は何歳?
理学療法士の定年は普通の会社員同様、60-65歳です。
実際に60代の理学療法士を見かけたことはありますか?
私の職場では、もうすぐ定年を迎える方がいます。
以前、その方から伺った話では、『体力的にはきつい』とおっしゃってました。
毎日休まず出勤し、患者様の業務も私たちと同様にやっています。
20代・30代の私たちと比べると、はるかに体力が低下することは考えられます。
では、実際のところは何歳まで働けるのでしょうか?
理学療法士は何歳まで働けるのでしょうか?
理学療法士は何歳まででも働ける仕事です。
理学療法士という国家資格の強みであると考えています。
しかし、国家資格はあるけど長く働けることに不安が残るところでしょう。
例えば、以下のような不安が挙げられます。
- 身体的な負担
- これから若手が多く輩出されるけど大丈夫だろうか
- AIに仕事を取られないか
身体面の負担はどの仕事においても考えられるものです。
もちろん理学療法士でも考えられます。
若手の時みたいに全介助で歩行訓練をすることは難しいです。
介助量の少ない方を担当したり、介助量の少なくて済むところで働くと良いでしょう。
その分、後進の育成等に力を注いでも良いかもしれません。
理学療法士も年齢に沿った働き方が求められますね!
理学療法士は毎年1万人を超える有資格者が輩出されています。
臨床現場では、ベテランよりも若手の方がバリバリと働いてくれるイメージです。
今後、自分の立ち位置が若手に脅かされないか、不安は残ることでしょう。
そのため、今から自分の立ち位置をしっかり確立しておくことも欠かせません。
そこで必要不可欠な人であれば、今後若手が輩出されても問題ありません。
理学療法士の仕事は、今後AIに取られる確率は低いことが言えます。
以前、野村総合研究所が英オックスフォード大学のマイケル A.オズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士との共同研究により、国内601種類の職業について、それぞれ人工知能やロボット等で代替される確率を試算したものがあります。
そこでは、人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業の1つに理学療法士が含まれています。
以下が野村総合研究所が発表したものです。
『日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に』
代替の可能性は低いことは言われていますが、共存していく必要性はかなり高いです。
例えば、最近話題のchatGPTは、こちらが質問したことに対して全て答えてくれます。
信憑性は低いこともあります。
しかし、アイデアをもらって、上手く使用することで理学療法士としてワンランクアップできることも考えられます。
理学療法士として長く働くためにすべきこと3選
理学療法士として長く働くために何をやればいいのだろう?
ここでは、理学療法士として長く働くためにすべきことを挙げます。
理学療法士として、長く働くためには以下のようなことが挙げられます。
理学療法士として長く働くためにすべきこと
- 健康な体づくり
- 高いスキルの習得
- 長く働ける職場選びをする
以下で詳しく解説しています。
健康な体づくり
理学療法士は自分の体を日々酷使する仕事です。
例えば、移乗動作や歩行誘導時にはかなりの体力を要します。
その中で腰を痛めたりする方も少なくはありません。
そこで、自分の体を上手く使えるようにするために日々の体のメンテナンスは欠かせません。
では、理学療法士として健康な体づくりしていく上で、できることは何があるでしょうか?
以下に健康な体づくりのためにできることを紹介します。
- 早寝早起き
- 週に2〜3回のウォーキング
- ジムに通う
早寝早起きといえば、普通かもしれませんが、案外このような普通のことを疎かにしがちです。
早寝・早起きをできるということは、規則正しいリズムが出来上がっているということです。
そのため、健康に過ごせることは間違いありません。
さらに健康な体づくりをするためには、週2〜3回のウォーキングも必要不可欠です。
なぜなら、ウォーキングを行うことで適度な疲労感やストレス解消にもつながります。
また、手軽に行えることから継続しやすい点でもおすすめです。
もし、ウォーキングが面倒臭いという方であれば、ジムと契約して形から入ってみることもおすすめです。
私も以前、友人とジムに通っていた時期がありました。
しかし、話することが多く運動することが少なくなったため、途中でやめました。
自分の体のメンテナンスを疎かにしがちなので、休日の過ごし方を見直すことをおすすめします。
高いスキルの習得
高いスキルを持っていれば、治療効果を出すまでに時間を短縮できます。
例えば、若手の頃は治療時間いっぱい頑張ったとしても、10年目になると治療時間に余裕が生まれます。
余裕が生まれることで、カルテ記載に時間を充てることが可能になります。
単に経験年数を積み重ねたからではなく、経験年数と共に研鑽を重ねることで、自分の仕事にも余裕が生まれるようになります。
高いスキルを習得するということは、仕事における疲労の軽減にもつながるので良いことしかありません。
私の考えでは、毎日一生懸命残業をするのであれば、1時間でも技術の研鑽や学びの時間を作ることが良いです。
長く働ける職場選びをする
理学療法士として長く働きたいのであれば、職場選びも重要なポイントです。
今の職場で給料が多くもらえたとしても、長く続けることは難しいことは間違いありません。
そのため、長く働ける職場選びをする必要があります。
私が考える長く働きやすい職場の特徴は以下の通りです。
長く働ける職場の特徴
- 高給与
- 良好な人間関係
- 土日休み
- 有給の消化率が高い
- 残業は無し
やはりお金・人間関係・休みの3点が充実していれば、長く働けることは間違いありません。
ですが、そのような職場ってなかなかありません。
もしも、そのような職場を見つけたいのであればリサーチにリサーチを重ねる必要性はあります。
例えば、ハローワークや求人サイトなどで情報収集をすることは必須です。
PTOTSTワーカーでは、転職する予定がなくても登録するだけで、求人情報を見ることができます。
1度登録して情報収集をすることもおすすめです。
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私個人の考えでは、楽な職場であれば、長く続けやすいと考えます。
以下の記事では楽な職場の特徴なども解説しています。
実際は定年まで理学療法士として働くことは難しいのでは?
実際にどれだけ長く働けるように心がけても、理学療法士として定年まで働くことは難しいこともあります。
毎日、理学療法士として働いているからこそわかることだと思います。
では、定年まで働くことが難しいとなると、これからどういったように過ごせば良いでしょうか?
以下に私が考える、理学療法士として働かないで済む方法を挙げています。
定年後に理学療法士として働かないで済む方法
私は定年後まで理学療法士として働きたくないなぁ。。。
そんな方のために定年後に働かないで済む方法を提示します。
定年後に理学療法士として働かないで済む方法は以下の通りです。
定年後に理学療法士として働かないで済む方法
- 若いうちにたくさん稼ぐ
- 積立投資をしておく
- 副業をしていくつかの収入源を作る
- 起業して自分が働かなくても良い仕組みづくりをする
若いうちにたくさん稼ぐ
定年後に働かないで済む方法として、若いうちにたくさん稼ぐことは普通の理学療法士であればこれ一択です。
たくさん稼ぐと言っても、今の職場で一生懸命頑張ることがたくさん稼ぐことにつながることはありません。
そうすると、たくさん稼ぐためには副業を行う必要があります。
理学療法士が副業で手っ取り早く稼ぐには、理学療法士としてアルバイトをすることが1番のおすすめです。
例えば、今の職場との兼務で理学療法士としてアルバイトすることはかなりおすすめです。
求人情報を見ていると、時給1,000円を超えているところは多くあります。
休みの日にアルバイトすることであなたのQOLが上がることは間違いありません。
また今はお金が必要なくとも、今後お金が必要になる時は必ずやってきます。
その時のために、若い内にアルバイトして稼いでおくことで定年後に働かずに済むかもしれません。
つみたてNISAをする
定年後にはたらかないで済む方法としては、積立投資をしておくこと一択かもしれません。
私もつみたてNISAを1年前から運用しています。
少しですが、利益も上がっています。
リベ大では、投資初心者に向けてつみたてNISAと一般NISAの違いや概要について説明しています。
【投資初心者必見】つみたてNISAと一般NISAの制度概要や違いを解説!
さらにつみたてNISAやiDeCoをしている人にとっては、その次の投資先も紹介している記事があります。
こちらも参考にしてください。
【実例5選】iDeCoとつみたてNISAの「次にやる投資」について解説
副業をして、いくつかの収入源を作る
副業をしていくつかの収入源を作ることは、定年後に理学療法士として働かないためには、かなり大事なことです。
理学療法士だけの給料では、必ず定年後も理学療法士として働く必要があります。
ですから、今のうちから副業をしていくつかの収入源を作れるように行動することをおすすめします。
以下の記事でおすすめの副業を紹介しています。
自分が働かなくても良い仕組みづくりをする
副業でいくつか収入源を作ることは、今後理学療法士として働かないで済む方法の一つとして挙げられます。
私たちセラピストは、毎日必死になって患者様のリハビリをして治るように試行錯誤をしています。
しかし、世間には働かずとも給料が入ってくる人もいるようです。
もちろん、それまでに必死に努力していることは間違いありません。
しかし、働かずに給料がもらえることほど嬉しいことはありませんよね?
では、自分が働かなくても良い仕組みづくりをするにはどうしたら良いでしょうか?
例えば、以下のようなものがあります。
- ブログ
- YouTube
- SNS
これらはストック型資産と呼ばれるもので、過去に投稿したものが収益を生み出してくれることになります。
定年までに自分が働かなくても良い仕組みづくりをしておくことは、今後の自分を助けてくれることにもなります。
定年後、理学療法士として働かないために勉強すること
定年後に理学療法士として、働かないために勉強するために以下のようことが挙げられます。
- 他の資格をとってみる
- お金の勉強をする
以下で詳しく解説しています。
他の資格をとってみる
理学療法士に加えて、何か違う資格を掛け合わせることもこれからは必要なことと考えます。
例えば、簿記やFPの資格。
それらを学ぶことで、自分自身の資産形成や今後会社を作ったときに資料から損益を読み取りやすくなります。
これらの資格は、誰でも取ることができるので挑戦してみることがおすすめです。
私がおすすめする資格一覧は以下の通りです。
おすすめの資格一覧
- 簿記
- FP
- 宅地建物取引士
- 公認心理士
お金の勉強をする
FPの資格を取ることと重複する点もありますが、お金の勉強をすることは大事なことです。
私たち医療職は何かと医療のこと以外は知識が乏しい傾向にあります。
なぜなら、その他の一般職と交流する機会がかなり少ないからです。
そのため、お金の知識は普通の会社員と比較して、かなり少ない傾向にあります。
ですから、お金の稼ぎ方や増やし方等を学んでおくことをおすすめします。
理学療法士として何歳まで働ける?定年後も長く働くために…のまとめ
理学療法士としての定年は60〜65歳ですが、国家資格があるので何歳まででも働くことは可能です。
しかし、60代まで理学療法士として働くことは体力的にかなりきついことが言えます。
若いうちから理学療法士として長く働くために行動しておくことをおすすめします。
例えばですが、以下のようなことが挙げられます。
理学療法士として長く働くためにすべきこと
- 健康な体づくり
- 高いスキルの習得
- 長く働ける職場選びをする
どれも簡単なことですが、理学療法士として長く働くためには重要なことです。
しかし、中には定年してまで理学療法士として働きたくないという方も多いかもしれません。
そのような方には以下のような方法も解説しました。
定年後に理学療法士として働かないで済む方法
- 若いうちにたくさん稼ぐ
- 積立投資をしておく
- 副業をしていくつかの収入源を作る
- 自分が働かなくても良い仕組みづくりをする
定年後、働かずに済むことは決して簡単ではありません。
しかし、若い内に努力をしておくことで定年後に働かないで済むようになると考えています。
そのために、今のうちから努力をする必要はあります。
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