なやむ君重度麻痺の方の手指訓練って難しくないですか? 手が開かなくて、何をしていいかわからなくて…。
まこまる痙縮が強いと、本当に難しいよね。 そういうときは、軍手を使ってみるといいよ。
なやむ君軍手ですか?どう使うんですか?
まこまる軍手を履かせたり脱がせたりするんだ。 そのとき、皮膚に軍手が擦れる感覚が入るでしょ? この感覚が、指の開きを改善してくれることがあるんだよ。
なやむ君でも、手が開かない方に軍手を履かせるのは難しそうです…。
そこがポイントなんだ。無理やりしないことが鉄則。 今日はそのコツを解説するね。
この記事では、回復期病院で経験を積んだ作業療法士が、軍手を使った手指機能訓練を解説します。
「重度麻痺の方への手指訓練に悩んでいる」という方、ぜひ参考にしてください。
なぜ軍手なのか?
手指機能訓練に軍手を使う。
少し意外に思うかもしれません。
でも、軍手には訓練に適した特性があるんです。
重度麻痺の方に使う
軍手は、麻痺が重度の方に使用することが多いです。
軽度の麻痺であれば、他の訓練方法がたくさんあります。
でも、重度の麻痺で手が開かない方。
そういう方への介入は、選択肢が限られます。
そこで活躍するのが軍手なんです。
軍手は伸縮性があり、指にフィットしやすい。
そして、繊維が皮膚に程よい刺激を与えてくれます。
この特性を活かした訓練方法を紹介します。
なやむ君重度の方向けなんですね。軽度の方には使わないんですか?
まこまる使っても悪くはないよ。 でも、軽度なら他に効果的な方法がたくさんある。 軍手は、選択肢が少ない重度の方にこそ活きるんだ。
擦れる感覚がポイント
軍手訓練の核心は、擦れる感覚です。
軍手を履くとき、皮膚に軍手が擦れますよね。
脱ぐときも同じです。
この「擦れる感覚」が、手指に変化をもたらします。
皮膚への感覚入力が、指の開き具合を改善することがあるんです。
タオル訓練の「シュルシュル感覚」と似た考え方です。
感覚を入力することで、手指の状態に変化を促す。
軍手の着脱を通じて、この感覚入力を行います。
なやむ君感覚入力で手が変わるんですね。
まこまる徒手的に無理やり開かせるんじゃない。 感覚を使って、自然な変化を促すんだよ。
軍手訓練の難しさ
軍手訓練の効果はお伝えしました。
でも、正直に言うと、実施するのは簡単ではありません。
履かせるのも脱がせるのも難しい
重度麻痺で痙縮状態の手。
そんな手に軍手を履かせるのは、とても難しいです。
指が握り込んでいて、開かない。
無理に開こうとすると、さらに緊張が高まる。
履かせることができても、今度は脱がせるのも大変。
指が軍手の中で曲がっていて、引っかかってしまう。
この難しさは、現場で経験した方ならわかると思います。
なやむ君たしかに、重度の方の手は本当に開かないですよね…。
まこまるだからこそ、やり方にコツがある。 そして、「やらない判断」も大事なんだよ。
無理やりしないのが鉄則
軍手訓練で最も大切なこと。
それは、無理やりしないことです。
「あっ、これ開かないな…」
そう思ったら、やめて違う訓練に切り替えましょう。
無理に開かせようとすると、痛みを誘発するリスクがあります。
そして、患者さんとの信頼関係も崩れてしまう。
軍手訓練ができる状態かどうかは、事前にわかることが多いです。
手指のROM訓練をしているときに、ある程度判断できます。
「今日は緊張が強いな」と感じたら、軍手訓練は見送る。
この判断ができることが、セラピストとして大切です。
なやむ君無理にやらないことも大事なんですね。
まこまる患者さんの状態は日によって違う。 「今日はやめておこう」という判断も、立派な臨床判断だよ。
軍手を履かせる方法
ここからは、具体的な方法を解説します。
まずは、軍手を履かせる方法です。
指一本ずつ開かせる
いきなり軍手を手に被せようとしても、うまくいきません。
ポイントは、指一本ずつ開かせることです。
僕の場合は、示指から順番に開いていきます。
一本ずつ、ゆっくりと開く。
焦らず、丁寧に進めます。
全ての指が開いたら、軍手を履かせていきます。
このとき、指一本ずつ軍手に通していく。
一気に履かせようとせず、段階的に進めることが大切です。
とはいっても、一本の指を伸ばしても痙性の高い手はすぐに屈曲してしまいます。
そこで、グーした状態で一旦軍手を履いてもらいます。
軍手を履いた状態で指を通していくことで軍手を履くことができるようになります。
なやむ君一本ずつ開いてから、一本ずつ通すんですね。
まこまる急いでも良いことはない。 丁寧に進めることで、患者さんも安心できるんだ。
擦れる感覚を強調する
軍手を履かせるとき、ただ履かせるだけではもったいない。
擦れる感覚を強調することが大切です。
軍手が皮膚を擦りながら入っていく感覚。
これを患者さんに意識してもらいます。
「軍手が指を通っていく感じ、わかりますか?」
そう声をかけながら行いましょう。
その人にあった適切なスピードで履かせることで、感覚が入りやすくなります。
急いで履かせると、手指の痙性が高まり上手く履かせることができない。
時間をかけて、丁寧に。
擦れる感覚を最大限に活かしましょう。
まこまる感覚を共有することが大事。 「今、擦れてますよ」と伝えるだけで、効果が変わるんだよ。
軍手を脱がせる方法
軍手を履かせたら、次は脱がせます。
脱がせる際にも、同じ考え方で行います。
同じく感覚を強調する
軍手を脱がせるときも、擦れる感覚を強調します。
履かせるときと同じです。
軍手が皮膚を擦りながら抜けていく感覚。
これを患者さんに味わってもらいます。
脱がせる際も、急がないことが大切です。
ゆっくり、一本ずつ指から抜いていく。
「軍手が抜けていく感じ、わかりますか?」
声をかけながら行いましょう。
履かせるときと脱がせるとき、両方で感覚入力ができる。
つまり、1回の着脱で2回の感覚入力が得られるんです。
なやむ君脱がせるときも訓練になるんですね。
まこまる履かせて終わりじゃない。 脱がせるときも大事な訓練の時間なんだよ。
指の開き具合を確認する
軍手を脱がせたら、手の状態を確認しましょう。
訓練前と比べて、指の開き具合はどうか。
わずかでも変化があれば、効果が出ている証拠です。
変化がなくても、落ち込む必要はありません。
1回で劇的に変わることは稀です。
継続することで、少しずつ変化が見られることもあります。
ただし、痛みや不快感があった場合は要注意です。
やり方を見直すか、他の方法を検討しましょう。
なやむ君訓練前後で比較するんですね。
まこまる変化を確認することで、効果がわかる。 評価しながら治療を進めることが大切だよ。
まとめ
今回は、軍手を使った手指機能訓練を解説しました。
ポイントのおさらい
- 軍手は重度麻痺の方に使う
- 擦れる感覚が指の開きを改善する
- 無理やりしないことが鉄則
- 指一本ずつ開かせて履かせる
- 履かせるときも脱がせるときも感覚を強調する
重度麻痺の方への手指訓練は、選択肢が限られます。
軍手を使った訓練は、その中の一つの方法です。
無理なく、丁寧に。
感覚入力を意識しながら、取り組んでみてください。
なやむ君軍手でこんな訓練ができるんですね。 重度の方への介入、少し希望が見えました。
まこまる大事なのは、無理をしないこと。 患者さんの状態を見ながら、丁寧に進めていこうね。
FAQ
- 軍手のサイズはどう選べばいいですか?
患者さんの手のサイズに合ったものを選びましょう。大きすぎると感覚が入りにくく、小さすぎると履かせにくくなります。
- どのくらいの頻度で行えばいいですか?
毎日行う必要はありません。患者さんの状態を見ながら、無理のない範囲で実施しましょう。週に数回程度から始めるのがおすすめです。
- 軍手以外に代用できるものはありますか?
伸縮性のある手袋なら代用可能です。ただし、軍手の繊維が程よい刺激を与えるので、軍手がおすすめです。
- 痙縮が強すぎて全く開かない場合はどうすればいいですか?
A:無理に行わないでください。他の訓練に切り替えましょう。
- 効果が見られない場合は続けるべきですか?
数回試しても変化がない場合は、他の方法を検討しましょう。患者さんに合った訓練を見つけることが大切です。
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