リハビリ18単位はきつい?作業療法士・理学療法士のリアルな現場を解説!

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リハビリ職として働く上で、18単位を取得することはしんどい?現場のリアルについて解説しています。

作業療法士(OT)や理学療法士(PT)として働く中で、「リハビリ18単位ってきつい…」と感じたことはありませんか?

  • 朝から晩までリハビリ漬けで疲れる…
  • 患者対応に追われて記録を書く時間がない…
  • トイレに行く暇もないくらい忙しい…

僕も作業療法士として働いているので、18単位のスケジュールがどれだけハードなのかよく分かります。

この記事では、リハビリ18単位の実態と、きついと感じる理由、乗り越えるための工夫や対策を詳しく解説します!

目次

リハビリ18単位とは?

まず、「リハビリ18単位」がどういうものかを整理しておきましょう。

1単位=20分のリハビリなので、18単位=6時間(360分)のリハビリを1日に提供することになります。

具体的な単位数の基準

  • 回復期リハビリ病棟:1日最大9単位(180分)まで
  • 生活期・介護保険領域:1日6~12単位程度が一般的
  • 急性期病院:病棟によって異なるが、6~9単位程度が多い

18単位=患者6〜9人分のリハビリを提供する計算になるので、スケジュール管理が非常に重要になります。

リハビリ18単位がきついと感じる理由

① 休憩する暇がない

朝からリハビリが詰め込まれていると、トイレに行く暇もないことがあります。

  • 9:00~12:00(9単位)
  • 12:00~13:00(昼休憩)
  • 13:00~16:00(9単位)
  • 16:00~17:30(書類作成)

このスケジュールだと、ちょっとした遅れが積み重なり、昼休憩が削られることも…

▶︎対策

  • 1単位の間に短時間でも水分補給をする
  • 記録を溜め込まないよう、合間の時間でメモを取る

② 患者対応が大変(拒否・認知症・体調不良など)

リハビリのスケジュールを立てても、患者さんが拒否する、体調が悪い、認知症で話が通じないなど、予定通りに進まないことがよくあります。

特に、認知症の患者さんはリハビリを拒否することも多く、対応に時間がかかることも。

▶︎対策

  • 患者さんの性格を把握し、関わり方を工夫する
  • 「今日は○○をやりましょう」と具体的な目標を伝える

③ 記録や書類作成の時間が足りない

リハビリを提供するだけでなく、カルテやリハビリ計画書を作成する時間も必要です。

1人あたりの記録に5分かかるとすると、6人分の記録で30分かかる計算になります。

まこまる

時間が余りそうですが、実際にはイレギュラーなことが起きてギリギリになってしまいます…

▶ 対策

  • リハビリ後すぐにポイントをメモ(後から詳細を書くと時短になる)
  • カルテのテンプレートを作っておく

④ 体力的にきつい(腰痛・肩こり)

リハビリでは、患者さんの移乗・介助が必要な場面が多く、腰や肩に負担がかかりやすいです。

特に、脳卒中後の片麻痺患者や高齢者の移乗は体力的にきついことが多いです。

▶ 対策

  • 無理に持ち上げないで、患者さん自身の動きを促す
  • 介助方法を見直し、腰に負担がかからない姿勢を意識する

リハビリ18単位を乗り越える工夫

① スケジュール管理を徹底する

1日の流れを決めておくことで、無駄な時間を減らせます。

  • 朝のうちに患者さんの予定をチェック
  • 移動時間を考慮して、無駄なく回れるように調整
  • 昼休憩は絶対に確保(午後のパフォーマンスを保つため)
まこまる

ルーティンで行うようにすると楽にできますよ。


② チームで情報共有をする

  • 患者さんの状態をチームで共有し、対応方法を統一する
  • 拒否が多い患者さんは、担当者同士で工夫を話し合う

1人で抱え込むと疲れるので、チームで情報共有しながら負担を分散させるのがポイントです。

③ 転職を検討する(単位数が多すぎる職場は要注意)

リハビリ18単位が常態化している職場は、ブラックな環境の可能性もあります。

もし、以下のような状況なら、転職を考えるのもアリです。

  • 人手不足で18単位が当たり前になっている
  • 休憩がまともに取れず、毎日残業が続く
  • 上司に相談しても改善されない

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リハビリ18単位がきついと感じたときの選択肢

リハビリ18単位の負担が大きすぎると感じた場合、以下のような選択肢があります。

① 転職して労働環境を改善する

働く場所を変えるだけで、リハビリの負担は大きく変わります。

負担が少ない職場の例

  • 訪問リハビリ(1日5~7件程度の対応)
  • デイサービス(午前・午後でリハビリを分けて提供)
  • クリニック(外来患者のリハビリが中心で、1日の単位数が少ない)

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② 業務負担を減らす工夫をする

  • 記録を時短する(テンプレート活用)
  • 移乗・介助を無理せず行う
  • スケジュールを見直し、無駄な動きを減らす

③ スキルアップしてキャリアチェンジ

長期的に見て、負担の少ない働き方を目指すのも1つの手です。

  • 管理職やリーダー職を目指す
  • 教育・研究職へキャリアチェンジ
  • 自費リハビリやフリーランスとして独立する

まとめ|リハビリ18単位は確かにきつい。でも工夫次第で乗り越えられる!

  • リハビリ18単位は、1日6時間のリハビリ提供で体力的・精神的にきつい
  • 記録やスケジュール管理を工夫することで、負担を減らせる
  • 転職やキャリアチェンジも選択肢として考えるのが◎

リハビリ18単位に疲れたら、一度自分の働き方を見直してみることが大切です。

「今のままでいいのか?」と感じているなら、転職やキャリアアップの情報収集を始めてみるのもおすすめですよ!

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