理学療法士がオワコンと言われる理由8選!

当ページのリンクには広告が含まれています。
理学療法士がオワコンと言われる理由を厳選して8つ出してみました。
悩む人

理学療法士は本当にオワコンなの?

悩む人

なんで理学療法士はオワコンと言われるの?

あなたは上記した悩みを抱えていませんか?

病院で勤務していると『理学療法士はオワコンだ!』なんて言ってる方もいます。

私自身、『理学療法士はオワコン』と初めて聞いた時、なぜオワコンなのかわかりませんでした。

理学療法士はとても素晴らしい仕事です。

患者様のなりたい・したいを叶えるために身体機能を改善する。

『歩きたい』と思う患者様が歩けた時の喜んだ顔を見た時には、こちらも嬉しくなります。

それなのに理学療法士がオワコンと言われる理由はなぜでしょうか?

本記事では理学療法士が本当にオワコンなのかということ、オワコンと言われる理由について解説しています。

本記事でわかること

  • 理学療法士は本当にオワコンなの?
  • 理学療法士がオワコンと言われる理由
  • オワコンにならないための手順

また、理学療法士がオワコンと考える方には、違う職場への転職もおすすめです。

職場によって、働き方が異なるのであなたに合った職場で働くことをおすすめします

以下の記事も参考にしてください。

この記事を書いた人
まこまるのアイコンです

OTまこまる(@OT_MAKO)

職業:作業療法士

作業療法士を10年経験

●転職回数:2回

●病院や老健、デイサービスに従事した経験あり

●学会発表、勉強会への参加したことをもとに発信

目次

理学療法士は本当にオワコンなの?

理学療法士はオワコンと言われるけど、本当にオワコンなの?

理学療法士は本当にオワコンなのか疑問に思う方もいると思います。

私は、日々理学療法士と一緒に働きお互いに研鑽しています。

普段やり取りも頻繁にしていますが、決してオワコンではありません

なぜなら、年収も一般会社員程度の年収をもらうことができています。

加えて、家庭を持つ方はマイカーやマイホームを購入しています。

やりがい搾取と言われていますが、決して現場で働く理学療法士はやりがい搾取とは思っていません。

患者様が治っていく姿を見ると、たくさんの人に貢献したいという気持ちの方が大きいはずです。

まこまる

やりがいを持って日々臨めるので良い仕事です。

理学療法士は仕事量が多く、患者様の治療以外にも情報収集や書類業務があります。

そのため、定時前に出勤してカルテから情報収集仕事終わりに残業してカルテを終わらせることも以前まではありました。

しかし、昨今の働き方改革により、定時前の出勤や残業なども見直されました。

その結果、私の職場では仕事量の調整や1日の単位数の見直しがされました。

このことは、私の職場のみでなく、リハビリ業界全体に置いて見直しがなされています。

そのことも踏まえて、働き方という面を見ても仕事量も変わりつつあるのでオワコンとは言い切れないと考えます。

理学療法士がオワコンと言われる理由8選

理学療法士がオワコンと言われる理由は様々ですが、ここで8つ解説していきます。

理学療法士がオワコンと言われる理由は様々な要因が考えられます。

しかし、オワコンと言われる1番の要因は昇給が少ないことと考えます。

後で解説しますが、何年たっても給料は大きく変わりません。

そのため定年まで働かなければならない事は確実です。

しかし、ぎっくり腰やヘルニアになる方もいて身体的負担は大きいことも事実です。

身体への負担と給料が釣り合っていないことが、オワコンと思わせているのかもしれません。

しかし、理学療法士のことをオワコンと言っている人に当てはまることですが、努力をしていません。

現状を打破するために何も努力せず、愚痴を言って現実逃避をしている傾向が考えられます。

日々の臨床業務は適当で、どうにかして楽しようという考えがみられる方もいます。

理学療法士としてオワコンになりたくない方は毎日必死で努力をしています。

例えば、病院に勤めるだけでは給料が変わらないことを認識している場合。

どのように自分が給料を増やせるか考えています。

そのために必要なリハビリの勉強であったり、マーケティングスキル等の習得に励んでいるはずです。

そう言った努力をして、自費リハビリの開業や訪問看護ステーションを開設しています。

まこまる

結局は行動するかしないかの違いです。

やりがい搾取

理学療法士は時にやりがい搾取と呼ばれることがあります。

本当一生懸命仕事をしていたら、かなりやりがいはあります。

しかし、やりがいの割に低賃金・長時間労働であることが多いです。

また、理学療法士は身体的負担や精神的負担が大きい仕事です。

患者様の身体に改善が見られると患者様と喜びを共有できます。

そのような時に理学療法士としてのやりがいを感じます。

しかし、給料は変わりません。

やりがいは感じられるけど、給料はずーっと変わらない。

そのことがオワコンと思わせているのでしょう。

まこまる

お金だけが大事ではないですけど…

昇給が少ない

理学療法士は昇給が少ないです。

私は作業療法士ですが、同じ職場で働く理学療法士に聞いても、3000円程度です。

違う職場で働く理学療法士でも多くて、5000円程度です。

昇給額は多いとは言えません。

背景には、理学療法士自体の価値に差があることが影響していると言えます。

もちろん理学療法士という仕事は素晴らしい仕事です。

しかし、一般人が素晴らしいと言っても政府や国の偉い人が認めてくれないと診療報酬のもと働いている私たちの給料が上がることはありません。

加えて、2022年に行われた参議院選に、理学療法士を輩出することができませんでした。

そのことも影響しており、今後は昇給は多くなることは望めないでしょう。

まこまる

多くの人に理学療法士の素晴らしさを認めてもらえると良いのですが…

理学療法士人口の飽和

2021年時点では、理学療法士の有資格者が約19万人存在する状況です。

2011年時点では、9万人程度であったのに対して、10年で倍以上に増えています

毎年国家資格を取得する方が1万人以上増えることを考えると、今後も増え続けることが考えられます。

下図は2019年に厚生労働省が発表した理学療法士・作業療法士の需給推計についてです。

この図を参考にして考えると、理学療法士は年々増え続け2040年頃には供給数が需要数の約1.5倍になるようです。

理学療法士・作業療法士の需給推計についての
出典:理学療法士・作業療法士の需給推計について(厚生労働省)

このことから、理学療法士が飽和して将来的に仕事がなくなる恐れも考えて、オワコンといってるのかもしれません。

皆、給料はほとんど一緒

理学療法士はたくさんいますが、大抵の方は月20万前後の給料が支給されています。

中にはたくさん勉強を頑張って技術が高い方もいます。

しかし、治療技術の高低に関わらず給料は大きく変わりません。

1番は歩合制ではないことが理由として挙げられます。

そのため、治療技術や単位を多く取得しても給料はほとんど一緒です。

まこまる

技術を高めたのに給料が上がらないと悩む方は独立がおすすめです。

終身雇用の崩壊

一昔前は定年まで会社に勤めることが当たり前でした。

しかし最近の働き方改革副業ブームにより終身雇用の崩壊が見えてきました。

以前と異なり、定年まで働く必要がなく個人でもスキルがあれば仕事をもらえる時代になりました。

なのに、理学療法士として日々ストレスに耐えながら働くことを考えるとオワコンと思うのかもしれません。

身体面への負担が大きい

理学療法士は重症の患者様を歩かせることや全介助で移乗動作を行わなければならないこともあります。

身体面への負担は大きく腰痛を招くこともあります。

私の周りにも仕事の際には、マックスベルトを着用して仕事に励む方もいます。

腰が痛くてつらそうですが、職業病かもしれません。

身体面への負担が大きくなり、体を壊した時に理学療法士はオワコンと思うかもしれません。

サービス残業が多い

リハビリ職種はサービス残業が多いです。

臨床業務に加えてカルテや書類業務が多大にあるため、残業することが多いです。

しかし、残業代が出ないところが多く、ブラックな職場が存在します。

また、業務前にカルテからの情報収集も定時より30分〜1時間ほど早く出勤しないと朝イチの患者様のリハビリに間に合わないことがあります。

残業を残業と認めてもらえない、ブラックなところもオワコンと思ってしまう一つの要因かもしれません。

精神的ストレスが多い

理学療法士は以下のようなときに精神的なストレスを抱えやすいです。

理学療法士が抱えやすいストレス

  • リハビリの結果が出ない時
  • 同僚と自分を比べてしまう時
  • 仕事量が多い時

上記したものは、ほんの一部かもしれませんが、上記した時にストレスを抱える時があります。

例えば、患者様をリハビリしても結果がうまく出ないとき、上司から『もっと、頑張りなよ。』と言われることがあります。

しかし、『頑張れと言われても、自分は頑張ってるのに…』ということは頻繁にあります。

上司から期待されることは嬉しいことです。

しかし過度な期待が自分を苦しめてしまうことも理解しておいてください。

まこまる

上司との適切な距離感を図ることは大切です。

また同僚と劣っている自分を比べてしまうことは理学療法士として働く上では多いことです。

『負けたくない』という思いでやっていたのが、いつの間にか同僚よりできない自分を卑下してしまうことがあります。

そんな時、『なんで自分はこんなにできないんだろう。』と考えることもあります。

頑張っていたことが、いつの間にか自分を苦しめてしまって精神的ストレスを誘発してしまいます。

まこまる

マイペースで頑張ること1番だと思います。

とても多い仕事量が精神的ストレスを招くこともあります。

理学療法士が先述したように、普段の臨床業務に加えて、カルテ記載や計画書作成など業務を上げるとキリがありません。

時に、業務量を一人で抱えてしまう方の場合は身体への負担が精神的なストレスにつながります

精神的なストレスが多い時には、上司に相談することや転職することをおすすめします。

理学療法士がオワコンにならないための方法

理学療法士がオワコンと言われないためにどうすべきか?

理学療法士をオワコンと思っていない方は、しっかり努力している人です。

自分がオワコンにならないために、どんな行動をすれば良いのかしっかり考えています。

また、考えるだけで終わることなく、しっかり行動に反映して日々努力を積み重ねている姿が見られます。

オワコンと言っている人は、結局口だけで何も行動していません。

その違いを認識して、オワコンにならないための方法を解説します。

①転職する

理学療法士として、働く上でオワコンと思うことがあるかもしれません。

しかし、理学療法士がオワコンではなくて、職場がオワコンの場合があります。

例えば、以下のような職場が挙げられます。

  • 有給が取れない職場
  • 勉強会を強制する職場
  • 給料が低すぎる職場

このような職場の場合は、オワコンと考えることがあるかもしれません。

決して理学療法士がオワコンではないので、転職することで考え方が変わるかもしれません。

一度、転職エージェントで相談してみることもおすすめです。

②副業する

副業することで、昇給が困難なことや給料が低いことは改善します。

しかし、副業で稼ぐには一定の期間を要します

期間内にすることは、以下2点です。

  • スキルを身につける
  • 身につけたスキルで商品を売る

初心者は、まずは月1万を目指して行動することをおすすめします。

しかし、人によって向き・不向きがあるので各個人で自分に合った副業を始めることが良いでしょう。

③独立・開業する

理学療法士は、病院や施設で働く雇われの立場では、やりがい搾取の状態を脱出することは困難です。

しかし、独立や開業することで理学療法士は自分に見合った給料を手に入れることができます。

その分、リスクは高くスキルがないと収入が0になることもあります。

そのためには、理学療法士以外のスキルを持っておくことも必要です。

例えば、以下のようなものがあります。

  • マーケティング能力
  • ライティングスキル
  • コミュニケーション能力

例を挙げてみました。

これらのスキルを持っておくことで確実にあなたが独立・開業しようとするときに手助けしてくれることは間違いありません。

理学療法士がオワコンと言われる理由のまとめ

理学療法士がオワコンと言われる理由のまとめです。

理学療法士はオワコンと考える方は、給料と仕事量の見合わなさを感じています。

いくら頑張っても、給料が上がりにくい現状があります。

そのことが将来への不安につながったことからオワコンという言葉が生まれたと考えます。

しかしオワコンと言っている人の大半は努力をしていないことも一つあります。

決して、全員がそうではありませんが。

オワコンと呼ばれないためにも、オワコンにならないためにも、まずは行動することが大事です。

日々の努力があなたが理学療法士としてオワコンにならずに済むと考えます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次